サッカー旅でいい湯に出会う・宝塚市・名湯 宝乃湯
「フットボール・ツーリズム」を実践しまくってるサカ温泉。
宝塚市は私にとって、もしサッカーがなかったら一生訪れることはない土地。温泉だけが目的だったら有馬温泉に行っちゃうもんね。でも、アウェイ観戦の限られた時間内に電車に乗り、地図を頼りに歩いて訪れる温泉施設を探すと、こんなステキな温泉が湧く街だったのだと知る。これがフットボール・ツーリズムですね。
名湯 宝乃湯
●ナトリウム-塩化物強塩泉 (湧出温度37.1℃)
●750円
●9~25時 無休(設備点検日除く)
●兵庫県宝塚市中筋3丁目3-1 ℡.0797-82-1126
http://www.meitou-takaranoyu.com/
ここはガンバ戦のため伊丹空港に着いてから最初に行った施設。阪急宝塚線の中山駅南側ロータリーから徒歩12分ほどかけて行ったけど、JR中山寺駅からだと5、6分くらいかも。いずれもR176号線に出て山本方向に歩く。大阪から神戸間にはいいお湯がたくさん湧いているけど、宝塚市は有馬温泉系らしいと聞いて期待していた。
いわゆる温泉スパ銭なんだけど、外観からして雰囲気がいい。無料で入れる足湯にお湯は張られてなかったけど、実に鄙びたムード。そして、建物の側には源泉櫓があり、硫黄臭をわずかに含んだ源泉がぶしゅっぶしゅっと吹き出している。なんたってここ、自家源泉にして自噴! これはすごい。
宝乃湯のエントランス前には「宝山市場」という産直市場&屋台村っぽいエリアもある。
館内にはスパ銭のお約束、食事処、床屋さん、マッサージ、エステ、アカスリなどがある。そして、入浴は一度のみ。
フロントも浴室も2階にある。
脱衣場はアメニティ完備。ドライヤー無料。
温泉は露天エリアに使われているのだが、内湯と露天の仕切りが少なくてとても開放的。変わり湯は少ないのだけど、サウナは2種類あった。洗い場は仕切りがあって使いやすい。
で、お目当ての源泉掛け流し浴槽。確かに有馬温泉の金泉を彷彿とさせる赤褐色のお湯。多少加温してあるが、新鮮なお湯が浴槽にザブザブ注がれている。浴槽は小さいけど午前中のせいかとても空いていたので、満喫できた。
源泉櫓では硫黄臭がしたけれど、浴槽では鉄臭のほうが強く出ていて、口に含むと塩辛いけどほんのり甘みもある。そして、静かーに湯に浸かっていると炭酸の存在がプチプチと。それこそ有馬の金泉・銀泉を合わせたような、贅沢なお湯だ。
いいお湯であるが故に人気施設。ということはいつも混むのでお湯がなまったり、狭い源泉浴槽を順番待ち…というデメリットもあるかもしれないけれど、空いている時間帯というのは必ずあるので、ぜひそこを狙って、「名湯」を味わって欲しいなぁ。
あ、それと、ここはごろ寝できる畳の間があって、かなり広いし落ち着けるのがいい。食事処の脇にひっそりとあります。気をつけないとわからないかもw
JR中山寺駅、阪急中山駅、阪急山本駅など最寄り駅へ行く無料送迎バスもある。濃厚な炭酸を含む強塩泉を楽しんだあとはズッシリと脱力感がくるので、こういうサービスはありがたい。
温泉名:宝の湯 入湯日:2011.5.21
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