会津と米沢で食べました
喜多方を北上すると県境は紅葉まっさかり。米沢市の小野川温泉うめや旅館に泊まって素晴らしい温泉をむさぼると共に、ちゃんと米沢牛もしゃぶしゃぶでいただいてきましたよ。旨くて魂抜かれた~。もちろん芋煮もお約束です。久しぶりに牛喰ったねーとホクホクする私たち中年夫婦。で、胃腸に効能があるという小野川温泉源泉が水差しで出されていたので必死でガブ飲みさ。小野川名物の温泉卵は食べれなくてゴメンなさい。ただ、もう一つの名物のもやしの時期はまだだったようです。スーパーで売ってるモヤシとは全く違うものなんだって。食べれる時期にまた行かなきゃ。
うめやさんで美味しい朝食を済ませ、朝風呂を満喫したあと、若旦那が「西吾妻スカイバレーを行くと、高原大根の売店がたくさん出てるからサービスの大根汁を飲んでみてくださいね」とアドバイスしてくれたので、買い物ついでにいただきました。とろけるような甘い大根がうんまい! 丸々とした太い大根をしこたまお買い上げ。煮てもおいしいけどサラダがまたバツグンでした。
磐梯山ゴールドラインは有料道路だけど現在無料です。山の高低による紅葉の進み具合をたっぷりと味わいながら、猪苗代湖畔に降りてきました。自家製ケーキが美味という「TARO CAFE」はとてもオシャレで居心地のいいカフェ。コーヒーはお高めだけどポットで来るのでマグカップ2杯ぶんはあるかな。「タロール」というもちもちした生地のロールケーキを食べました。ケーキ食べるのも久しぶりだねーとにんまりする私たち中年夫婦。
ケーキを食べたら昼食を食べる気が失せたので、鶴ケ城見物後にソフトクリームをなめ、会津若松市内歩きの途中でおやつとして有名な味噌屋「満田屋」でコンニャクと豆腐の田楽を食べました。ヘルシーw 七日町方面を歩いて歩いて疲れたので、七日町通りと野口英世青春通りの角にある「セイロン・ティーガーデン」で紅茶を飲みました。自家製のちっさなクッキーをぽりぽり。端正な外観もそうだけど、中に入るとすぐ元・銀行ってわかります。歴史的建造物でごく普通に買い物帰りの主婦さんたちがお茶してる光景は贅沢だなぁと思う次第でした。
さて、本日のメインイベントがやってまいりました。有名な居酒屋「籠太」です。ライトアップが美しい会津若松市役所の前を少し通り過ぎたところに建ってます。居酒屋というより料亭みたいな佇まいだけど居酒屋。だって見た目シックなのに気取ったところが全然ないんだもの。
ここは予約必須です。通されたのはカウンター。大将の楽しい人柄と美味しい料理。お約束的に馬刺しやこづゆを食べて素晴らしく美味しかったんだけど、会津名物料理に限らず何もかもがたまんない。玉ねぎサラダや鶏モツ鍋、ニラ饅頭、もってのほかのお浸し…。素材そのものが吟味されてるんですね。南会津の食材を特に重用されてるようです。地酒は飛露喜、萬代芳、奈良萬を飲んだけど、特に飛露喜が旨かったなー。
カウンターに居合わせた人たちとも話をしてたら、ほぼ全員同い年だったという! 私たち以外は東北太平洋側の方々で、話題はいきおい震災関連になり涙ぐむ場面もあったけど、最終的に、どこのコメが一番いいかという議論になりましたw 新潟こしひかりに決まってんじゃないのよねっ。
隣のご夫婦は毎年仙台から来てるとか。うちもリピート決定かな。
市内にはもうええっちゅーくらいレトロな蔵造りの建物などがあるんだけど、わたし的にツボだったのが七日町通りの蔵造りファミマと、レトロ洋風建築の野球専門店バンダイスポーツ。昔は呉服店だったらしいです。籠太からホテルに帰った後、うちの人は炭水化物を欲したらしく買い物に出かけたけど、中心街にはなかなかコンビニがなくてしこたま歩いたそうです。あと、居酒屋の閉まる時間も早かったよぉ。酒場放浪記的に目を付けといた店に23時過ぎに行ったんだけど、閉まってました。
野口英世青春通りの真ん中のホテルをチェックアウトして向かったのは芦之牧温泉駅。駅長さんはフッサフサのばあちゃんネコ、バスちゃん。人間で言えばもう80歳を越えてるとか。撫で撫でしてもいやがらないし、人懐こいというか、もう大して何も気にならないというか、多少職務放棄気味に自由きままに駅舎前を歩いてました。もっと寒くなったら上の写真の定位置で駅長業務にいそしむのかな。
それから、有名な大内宿へ。いつもだったら紅葉のハイシーズンの日曜は押すな押すなの大混雑なんだそうだけど、観光バスは少なかったわねー。というわけで、思いがけずのんびりとした大内宿の佇まい味わうことができました。名物のしんごろう(下田村のひこぜんのようなもの)が香ばしい匂いで誘っていたけど、朝食バイキングでがっつきすぎて食べれませんでしたとさ。
会津旅行もサクサク進み、〆は山都町宮古へ。以前、「とのや」「いしいのそば」には行ってるので、今回は「かわまえ」へ。どの店も、普通の田舎のお屋敷を店舗として営業していて懐かしく寛げる雰囲気。蕎麦はおかわり自由。お椀で出されるんだけど、2杯でちょうど一人前(やや多め)くらいな量になっている。そして小鉢で山菜料や会津料理などなど。籠太、ホテル朝食に続いて3杯目のこづゆを食べました。新潟ののっぺ同様、その家それぞれの味があるんだね。ニシンの山椒漬けもハマる味。写真の他、天ぷら盛り合わせと自家製コンニャク刺身がつきました。一番安い2625円のセットです。ううーー大散財。でも、お腹ぱんぱん!
というわけで、二泊三日でウェイト増えちゃったかなー?と心配しましたが、1kg増にとどまりました。ふふふん、さすが中年夫婦! 食べるにしても血糖値の上昇を緩やかにするため、まず最初に野菜をばりばりいただく心がけはどこに行っても忘れてないぜっ。
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