入浴券が必要です・小野川温泉共同湯 尼湯&滝の湯
うめや旅館さんでひと風呂浴びて少し横になってから、夕食までの間、湯巡りへ。
小野川温泉は1本の通りにほとんどの旅館が建ち並ぶこぢんまりした温泉街。
こういう古風な佇まいの中に2軒の共同浴場がある。
尼湯
●含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉 (湧出温度83℃)
●200円
●7~21時
●山形県米沢市小野川町
温泉街の一本道が分岐する場所に建つ尼湯。小野川温泉の顔ともいえる共同浴場だ。入り口の前に飲泉所がある。
料金は、この近くの「つるや商店」「山川屋商店」で払い入浴券をもらう。私たち外来者はその券を館内の脱衣棚前に立てて入浴するというシステムだ。
中に入るとコンクリの床が暖かーい。温泉熱で暖めてあるそうだ。浴室脱衣場一体型で、6、7人くらいが入れる細長い浴槽が1つ。カランなどはなく、唯一の備品であるケロリン桶で浴槽からお湯をすくって体を洗う。
地元の人らしき先客が4、5人いたので端っこにとっついたら、「そこはこれから入ってくる人の場所だから、こっちに来てもらえる?」と山形弁?で言われ、おたおた従う。見ると、脱衣場でゆーーーーっくり服を脱いでらっしゃるおばあちゃんがいて、その「指定席」なんだそうだ(笑) こういうのも楽しい共同浴場体験の1つ。多少加水してあるようだが、体感で44℃はある、かなり熱いお湯だった。硫黄が強く香り、まとわりつくような肌触り。気持ちよくて肩までとっぷり浸かって、おばあちゃんたちの話をずっと聞いてたら、ちょいのぼせた。長湯注意w
あがったら、脱衣棚前に立てた入浴券は備え付けの券入れ箱に投入。
←建物の裏手には、温泉卵用の源泉枡が。
滝の湯
●含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉 (湧出温度83℃)
●200円
●8~21時
●山形県米沢市小野川町
湯屋建築の尼湯と比べあっさりと公民館みたいな感じの滝の湯。ある意味、とっても地元の共同湯らしい建物といえるかも。女湯の入り口脇には温泉卵を作るための源泉枡がある。
ここはうめや旅館の向かいにあり、入浴券は「いわせ商店」「丸田屋」で購入する。そして脱衣棚には券立てポケットが。棚の上部にはコインロッカーもあった。
浴槽は4人程度の細長いものが1つだけ。カランなどはなく、備品はケロリン桶のみとシンプルそのものの浴室。入ったのは閉館まぎわの人けのない時間帯で、タイルの乾き方からいってもしばらく誰も入っていなかったらしく…お湯はものすごく熱かった! 源泉が熱いため地下水を加水しているそうだが、それにしても熱い。しばらくザンザンと掛け湯して熱さに充分慣らしてから浴槽に入ったけど、1分ともたずギブアップ。
でも、硫黄の魅惑的な匂いとトロみはバツグンだった。
温泉名:小野川温泉 協組4号源泉 入湯日:2011.11.04
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