硫黄臭でハイテンション・秋田・象潟温泉サンねむの木
庄内地方には毎年来てるけど、意外に海岸線は短くて(っていうか新潟県の海岸線が異様なまでに長すぎるんじゃ)、国道7号線をかっ飛んでいたらあっという間に秋田県に入ってしまった。
というわけで、秋田の海岸沿いの温泉に初入湯。
象潟温泉 サン・ねむの木
●単純硫黄冷鉱泉 (湧出温度14.5℃)
●300円
●平日:15~18時 土日祝:9~18時
●秋田県にかほ市象潟町字才の神31 ℡.0184-43-4960
http://sun-nemunoki.com/
にかほ市象潟の辺りは象潟温泉ということで何軒か温泉旅館・ホテルがあるらしい。国道沿いの道の駅「ねむの丘」にも展望風呂が売り物の温泉や足湯があり、どれも海岸沿いらしい塩の湯だそうだ。
でも、昨日もゆぽかのしょっぱいお湯に入ったし、ちょっと気分を変えたいな。
というわけで、ねむの丘からすぐの小高い場所に建つ公的宿泊施設のサン・ねむの木に来てみた。特に派手に看板があるわけではなく、「労働者福祉なんとか施設」なんて看板まであって、場所を間違えたのかと焦ったけど、正面玄関を入るとフロントやラウンジ、売店のある温泉保養施設に間違いなかった。どうやら建物半分が福利厚生関係の施設になっているようだ。
しかし、入浴料300円って、安っ!
料金を払うと、靴からスリッパに履き替えて、階段で3階まであがる。
脱衣場には鍵付きロッカーは無いが、小さな貴重品ロッカーは有り。
ドライヤー無料。
脱衣場に入った時点で硫黄の香りが漂っていて、なんかワクワク。テンションがあがる。
広々した浴室には大きな浴槽が1つだけ。脱衣場の壁に使用状況が掲示されてて、加温循環湯であることはわかっちゃいるけど、ザバザバ注がれたお湯が浴槽からこぼれ出て床にザーザー流れている光景はとてもいいものだ~。
お湯はうっすら緑色に見えたけど、浴槽の色のせいかん? かなり熱め。湯口からお湯を掬って嗅ぐと、硫黄臭がたしかにする。若干のとろみがあるいいお湯だ。この温泉は、九十九島という、建物から2㎞離れた隆起地形の1つで湧いた冷鉱泉を引っ張ってきてるそうだ。
浴室の窓の一方からは海が見え、もう一方からは(晴れていれば)鳥海山が見えるナイスビュー温泉だ。
この浴槽の片隅に蛇口があるんだけど、ここをひねると加温なしの源泉がでてくる。ウットリするような強い硫黄臭、口に含めばタマゴ味、ステキ~~(≧∀≦)
独り占めの浴室でじっくりとお湯を楽しんでヘロヘロになって、ラウンジでひと休み。ほんとはこの窓の向こうに鳥海山の偉容がドドーンと見えるはずなんだけど…。
残念ながらどんより曇っているうえ、昼間でも11℃という寒さ。それなのに国道沿いのあちこちにはババヘラアイス売りのお姉様たちが厚着して営業中! さすが秋田名物。たいそう気にはなったけど、寒さにしっぽを巻いて逃げ帰ってきましたわん。
温泉名:象潟温泉 入湯日:2012.5.13
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