BORO展~トーマス・デマンド展~川内倫子展
アウェイでは温泉だけじゃなく目の保養もします。ちょっと、まとめ。
柏戦のついでに浅草アミューズギャラリーへ。「BORO・美しいぼろ布展」を見ました。昔の北国の人々が、貴重なものである布をどれほど慈しみ工夫して身にまとい、寒さをしのぎ、お洒落を楽しんできたのかが感動的なボリュームで伝わってきます。刺し子やこぎん刺しといった手芸部的満足も味わえます。
なんとこのアミューズギャラリーは浅草寺のすぐ隣。屋上からは浅草寺境内が一望。そして逆方向には背の高いのがニョキッ。たった1人でこの眺めを満喫です。
浅草寺は観光客がわんさか。でも耳に入ってくるのはほぼ中国語なのでした。
浅草から清澄白河へ移動。東京都現代美術館で「トーマス・デマンド展」や常設のMOTコレクション、トーキョーワンダーウォール入選作品展を見ました。
トーマス・デマンド展は一見、なんてことのない室内とか静物の写真が並ぶんですが、実はそれホンモノじゃなくてデマンドが紙で作ったモノ。どう見ても、どこにでもある浴室の写真なんだけど、それが実は紙で出来ているニセモノ、という回りくどい設定を前提として見ても違和感、全然それと知らずに見ても別の種の違和感にヒリヒリしちゃうであろう、なんともフシギな世界でした。
手芸部的にも「おいっ、これどうやって作ったんだ!?」とか「これ、作っちゃったわけね、ニヤニヤ」などの思いが脳裏をよぎります。快感です。美術館内には洋食のレストランと、ベトナム風カフェがあります。「カフェ・ハイ」でフォーのランチとベトナムビールをいただきました。なかなかのボリュームだったなぁ。
ベトナムらしい緩い雰囲気が、アートとの“対決”に疲れた心身をやさしくほぐしてくれます。
マリノス戦の前に、恵比寿ガーデンプレイスに行きました。が、残念ながらヱビスビール記念館はオープン時間前でした。目的は東京都写真美術館の「川内倫子展 照度 あめつち 影を見る」です。
ありふれたものがなんともいえない尊いもの愛おしいものとして心に触れてくる展覧会でした。映像作品にもどっぷりとハマってきました。
今後のアウェイはどうなるかなぁ。神戸ではちょっとピンとくるのがないけど、来月のFC東京戦はかなり楽しみな展覧会がいくつかあります。ふふふふ。
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