大地の芸術祭2012に行きました・その1
3年に一度といっても、開催年以外にもちょこちょこイベントがあってしょっちゅう巡ったりしてるので、そんなに久しぶりな気分にはならない大地の芸術祭。
でもやはり小千谷から十日町に入って、家々の軒先に黄色いフラッグが飾られてたり作品案内の黄色い看板を目にするとグッと気分があがります。
今回はミエレル・レーダーマン・ユケレスさん演出による「スノーワーカーズバレエ」という除雪車による公演を見るため、泊まりがけで行ってきました。
夕暮れの信濃川岸、妻有大橋のたもと。
除雪車がね、踊るのよっ! 華麗に豪快に、またある時は可憐に踊るわけです。正直、はじめのうち半笑いで見てたけど終いには涙ぐむ自分がいました。
ロータリ除雪車軍団と除雪ドーザー軍団、総勢13台の除雪車たちが素晴らしいドライビングテクニックでドーーーッとやって来て巧みなフォーメーションで踊ります。
演目は「ロミオとジュリエット」です。紫ドーザーがロミオでピンクがジュリエットね。いちゃついたり盛り上がったりしとります。そこに乱暴者のこいつが邪魔に入ったりします。そのスピードたるや、すごい迫力です。
この3台のドーザー兄さんたちのコンビネーションが凄い! ピッタリくっついて高速走行、そのままターン、まさにシンクロダンス! 拍手喝采です。この3台はコロスみたいな役どころのようです。
すごい、すごいね~と大口あけたまま見ているうちにウルッとしてくるのは、この除雪車たちとドライバーさんたちの冬期間の激闘を思うからでしょうね。まだ夜も明けぬうちから寒さの中で雪と氷、猛烈な地吹雪と闘う姿があるから、軽やかに「踊る」除雪車の妙技に感動を覚えるのだよ、きっと。
逆に言えば、夏の妻有しか知らない人がこれを見た感想を聞きたいな。
この公演は今月、来月もありますよ。
河川敷で見るので、ゴザは貸してくれるけど数に限りがあると思うので、シートか簡易椅子なんかがあったら楽だと思います。
ラストは13台がズラリと並んでご挨拶。ドライバーさんたちも降りて来て、盛大な拍手喝采を浴びていました。
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