大地の芸術祭2012に行きました・その5・川西 中里
前回「うつすいえ」というタイトルで公開されていた古民家が、今回は東京電機大学山本空間デザイン研究室+共立女子大学堀ゼミ「なじょだい?」と変わっていました。
なじょだい…新潟人には言うまでも無いけど、「元気してる~? どうよ?」みたいな意味です。星空を映す家の中には無数のなじょだいな手紙が増殖中でした。
あ、学生さんたちがリフォームしたお手洗いがお洒落で快適でしたよ。
新作中心に回る今回の妻有の旅だけど、カサグランデ&リンターラ建築事務所「ポチョムキン」は外せません。この静かな空間でひととき安らいで英気を養います。
同じく、清津峡温泉せとぐちの隣にある青木野枝「空の水」を見に行ったら、その奥の神社に新作「苔庭」も出来ていました。野枝さんの作品は鉄なのに水や風のようなしなやかさや軽やかさを感じさせてくれますね。
川西でも新作を全部見ようと思ったのですが、残念ながら3ヶ所だけでした。その1つ、岩城和哉+東京電機大学岩城研究室「LACHIKU」。地元の人々と作った素晴らしい孟宗竹の空間でした。そのそばには愛らしい竹ワンコが何匹もいるんですよ。
竹の道は油断してるとクルクルッとするので気を付けて歩かないとね。
ナカゴグリーンパークに出現したこのへんてこなテント、関口恒男「越後妻有レインボーハット」です。木の枠組みに布を張り、泥を塗り固めてあります。その中は
水と鏡が作り出すプリズムがテント内に虹を描き出します。天気により時間により様々に変わるのだと作家さんが説明してくれてました。ちょっと薄曇りだったので今ひとつ虹は薄めでした。小さな穴は模様というよりは風通しのためですってw
水をパシャパシャやって遊ぶ子供さんによっても虹が揺らめいてましたね。
坂道に色とりどりの風車がくるくる。Seihan+アートネットかわにし「大地の記憶-かざぐるまの道B water site」 1kmに渡って巡らされた風車の色や音が涼やかでした。
大地の芸術祭も会期はあと少し。
でも、トリエンナーレ本会期が終わっても、秋や冬など、規模は多少小さくなるけどアート展示は開催されるので、見られなかった作品をコンプリートできるといいな。
さて、後は松之山と松代です。
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