« 1軒宿の秘やかな愉しみⅢ・五頭今板温泉 湯本館 | トップページ | 25㎏減量してみました・その1 »

2013年1月22日 (火曜日)

第21回新潟ジャズストリートに行きました

アルビの激励会とまるかぶりだったんですよねー、1月19日は。
ちょっと後ろ髪ひかれたけど元気に古町に繰り出しました。

130119_1348010001正午スタート。最初のステージはシープクラブ吉野で「ミルフィーユ」を。
女性だけのコンボってことでなんとなく気になってたんですが、初めて聴いてみました。フルート、クラリネット、トランペット、ピアノ、パーカッションで6人編成。ピアノの方の弾き方を見た時、アレ?と思ったんだけど、メンバー全員クラシック畑の演奏家と聞いて納得。ジャズというより軽音楽ってノリなんだけど、いつの間にかアットホームな雰囲気にハマって2時間楽しく過ごしてました。

2ステージ目はカミフルをさかのぼってDr.可児へ。前々からそのネーミングが気になって仕方なかった「葱女」へ。なんたってピアニカとピアノという編成じゃないですか! ピアニカって…。たしかにアレでした、小学校でぶかぶか吹いてたアレ。
でも、そこで聴いた音はオシャレでキュンとくる音色。若い女性2人が軽やかに奏でる空間はまるでパリの街角? なぜか「オー・シャンゼリゼ」などフランス語の歌も織り交ぜて、1時間はあっという間。もっと聴きたかったー。
あ、ちなみに読み方は「ねぎーじょ」です。

さて3ステージ目は音文ホールで「敬和学園高校ジャズ・ホーネッツ」。これは絶対に外せません。年明け早々にスチューデント・ジャズ・フェスティバルに参加してきたそうで、快調そのものの演奏はパワフルでした。県外からもたくさんの生徒さんが集まってきてるのは知ってましたが、高校入学してから楽器を始めたという生徒さんもいるって事を知ってビックリです。高校はたった3年間なのに毎回よくまとめ上げているなぁ、と感動しちゃいます。気になるソリストはチェックしておきます。だって1、2年後には大学生や社会人になってジャズストリートに出演してたりするもんね。

4ステージ目もお馴染み、柏崎の「ラテンマニア・ザ・サルサ」をポルト・カーブドッチで。やっぱり寒い冬はねっとりと濃いサルサを聴きたいのです。あの天井の高いレトロ建築の中で響くラテン音楽、最高ですよ。米山さんの美声にウットリです。古町から離れているにも関わらず席はほぼ満席。「Oye Como Va」が聴けて嬉しかったな。

慌てて古町にとって返して、5ステージ目はカファ・パルムで「yossyグループ」を。これも絶対に外せない! 満員必至でしたのでかなり早めに入ってポジション確保しましたが、最終的にはミュージシャンさん達すらにっちもさっちもいかないほどの超満員の酸欠ライブでした。アルトサックスのyossyさんはオーラばりばりでエネルギッシュ。で、私のお目当てのギタリスト皆川陽介さんも、いつもより攻めのスタイル!? 参加するコンボ、演奏するメンバーによって普段とは違う色が出てくるんですね。だからジャズって面白いな。ボーカルのRENAさんの声音にもゾクゾクきました。

私は特にミュージシャンの知り合いがいるわけでもなく新潟のジャズシーンにはあまり知識がないほうですから、ジャズストというと以前はとりあえず有名なベテランミュージシャンのステージを回ってたんですが、お目当ての店が満員で入れなくて偶然入ったステージで初めて聴いた演奏家さんに魅了されて、ジャズスト以外のライブも聴きに行き、そこでゲストで出ていた別の演奏家さんにもまたまた魅了され…と、ミュージシャン数珠つなぎがどんどん拡がっていくのが面白くてたまりません。

6ステージ目ともなると疲れてきますが、ムダに気合い充分な私、ここでうちの人と合流して、ブルー・カフェにて「Fabio & 東 DUO」を。スリリングなビッグバンドジャズに続いて、濃い~ラテン、アグレッシブなジャズときましたので、ここでは“余白の美”を感じさせてくれるギターとベースのデュオを、美味しいキッシュをいただきながら聴きました。和みの境地。ブルー・カフェ、ジャズスト会場としては初めてでしたけど、すごくいいですね。

さて、音文ホール以外の全ての会場でアルコールをいただいて来たわけですが、まだまだ飲み足りないので、ちょっと歩いてこんぴら通りの新・小とりへ。
私はホーム&アウェイ関わらずこういうしょっぺ系飲み屋によく行くんだけど、うちの人はホットペッパー系飲食店@職場宴会しか行ってないので、小とりさんのような昭和なムードを珍しがってました。注文の仕方からして戸惑ってる感じ。
ここで結構ガッツリと飲んでしまったのでもうへべれけ。そろそろ22時。こんぴら通りから東堀に行って、ジョイアミーアに入れたら長沢さんのクインテットを聴こうと思いましたが見事に満員。もう帰ろうか、いやいやダメもとでどこかに入ろう…ってわけで、古町アーケードに入りました。

というわけで7ステージ目はっw カファ・パルムで「高島田孝之トリオ+」でした!
ちょうど途中休憩の時間帯で出てこられた人がいて、他にも人がいたのになんだかんだ巡り合わせで運良く空いた席に座れてしまったんですね。なんともラッキーとしか言いようがありません。名古屋で活動されているピアノトリオでベースとドラムスはうら若き美女、ピアノの高島田さんは大ベテラン。そこに若い男性トランペッターが絡みます。饒舌系とでもいうか、手数の多いきらびやかなプレイで、長かった一日のフィナーレにぴったり。聴き馴染みのあるナンバーが多くて、ピアノを弾く手がよく見えて、良かったなぁ。指の運びとか見れるのはやっぱり嬉しいです。ラストはなぜかトランペッターさんが片手にペット、片手にマイクを持ち、歌ったり吹いたりという楽しい趣向。


いやぁ、1日7ステージなんて初めてかもしれません。
でも、1日5ステージに出演したドラマーさんに比べたらなんてことないですw

タイムテーブルと睨めっこして古町やあちこちを歩き回るこのイベント。実際に会場となったお店に行ってみると、ライブのフライヤーがあって、「へぇ、ここでこんなのやってるんだ!」と驚くこともしばしば。
ネット見てるだけじゃなかなか判らない世界。それもジャズっぽいですね。

|

« 1軒宿の秘やかな愉しみⅢ・五頭今板温泉 湯本館 | トップページ | 25㎏減量してみました・その1 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。