ある冬の日、急に思い立って始めた高度の内臓脂肪型肥満との闘い。その1はこちら。
25kg減というと小さな子ひとり分ですから衝撃的な量ですけど、2年かけたのですから1ヶ月あたり1kgダウンと考えるとそうとんでもない数字じゃないと思いませんか? 標準体重エリア内の人が5kg落とすくらいな感じでしょうか。
■小さな事からコツコツ
昔、神取忍さんに憧れていたこともあってw、筋トレは好きだったし自分は力持ちだと自負していたのですが、実際、INBODYという体組成計で詳しくカラダ全体をみると筋肉量は多いけどとてもバランスが悪いことがわかりました。田中達也かよっ。右と左、上半身と下半身、カラダの裏と表側。そう、体幹がしっかりしてないんですね。
よく“丹田に力をこめて”と言いますが、これってブレない姿勢があってこそ。特に腹筋が衰えているため、正しい姿勢をとることが苦痛になり、骨盤も歪む…というまさに負のスパイラル。だからアウェイへの長距離バスもキツかったんですよね。シートに座ってるだけなのにグッタリきてカラダのあちこちが痛んでました。太ったことがない人にはわからないと思いますが、おデブだと、くつろいでいる時でさえどこかしらに過重がかかって痛くなったりすることもあるんですよー。
そこで、減量に伴って筋肉量まで減らさないように筋トレをガッツリやることにしましたが、とりわけ腹筋・体幹はたっぷりやろうということになりました。
とはいえ、たっぷりついたお肉がジャマで、腹筋・体幹クラスに入ってもはじめはどこが効いてるのかさだかにわからないって始末。ちゃんと腹筋が使えてないと後ろ首ばかり頑張っちゃって痛くなるし、体幹鍛えてるはずが腕と脚の力に頼ってたりして。
ただ、腹筋・体幹クラスではきついことをするばかりではなく、呼吸法なども教えてもらいました。某俳優さんが大ヒットさせたロングブレス法ほど激しいものではありませんが、息を吸って吐いて吐いて吐いて吐いて吐いて…。お腹をグッとへこませることもインナーマッスルに効いてくるんですよね。
それでいえば咳やクシャミや鼻をチーンとかむことだって、ちゃんと姿勢を正して腹チカラをこめてやればれっきとしたインナーマッスル鍛錬になる、などなど日常生活内でもコツコツと出来ることって実にいろいろ。ピラティスも機会があれば参加してみましたが、これも体幹強化のヒント満載ですね。