蔵王で湯巡り・その1・えびや旅館(宿泊)
むかしむかしあるところにサッカーの無い週末があったてんがな。そこで、じいさまは山にスキーに、ばあさまは温泉街に湯めぐりをしに蔵王に行ったんだと。
えびや旅館
●酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉 (湧出温度47.5℃/pH1.45)
●立ち寄り入浴500円
●9~16時
●山形市蔵王温泉3番地 ℡.023-694-9011
http://www.zao-ebiya.com/蔵王温泉の温泉街、「高湯通り」の一番奥にえびや旅館はあります。宿の2、3軒手前からクルマが入れない細くて急な坂道になってます。宿のご主人にクルマを託して、いかにも山の温泉地らしい坂をちょこっとあがります。宿の前には上湯共同浴場、裏手には酢川温泉神社へと続く長い石段
があります。
立ち寄り入浴は500円ですが、湯めぐりこけし入浴シール使用ができます。観光案内所で売ってるコレですが、実はこけし人形無し・シールとパンフレットのみ1050円というのも売ってるんですよ。3軒入れるので使いようによってはとてもお得です。
えびやさんだけあって、館内にはこれが飾られてました→外壁にも海老茶色が使われてる~w
坂の途上に建っているせいか、中は階段がいくつかあって、浴室に行くには登ったり降りたりします。エレベータはありません。古い建物ですが、隅々までキレイに保たれてます。
シンプルな浴室にはうっすら青みがかった微白濁のお湯が掛け流されてます。加水・加温無し、投入量で温度を調節しているそうです。まだ寒い時期ですから、けっこうドンドコ投入されてましたが適温でした。
もちろんえびやさんの自家源泉です。敷地内自噴ですって。
とっぷりと湯に浸かると湯花が舞い上がって、白濁が強くなりました。
壁に掲示された成分分析表を見ると、pH1.45! 渋すっぱーーーいレモン味です。酸性が強いせいか硫黄臭が一歩退いてる感じさえします。
露天風呂もありますが、裏手の坂道がすぐ上を通っているので細い隙間から光が差し込むだけの外気浴状態です。目の前の壁はリアル土留め! でも洞窟風呂みたいなムードで好きかもw
泊まり客は男性の方が多かったみたいで、女風呂はいつ行っても独り占めできました。これ以上ない贅沢です。
↑夕餉のお料理の幾つか。山形牛や桜鱒や山菜などなど。
他の旅館にはスキーの合宿か大会か、中高生らしき団体さんが多く投宿してるようでしたが、えびやさんのスキー客はおおむね中年以上でしたね。滋味豊かな食事を山形の地酒と共においしくいただきました。
ご主人も女将さんも細かく気配りしてくれる暖かな雰囲気でした。小さな古い宿で、今ふうなアメニティとかはないけれど、温泉とお酒と食事を満喫してぐっすり10時間くらい眠っちゃったかな。
温泉名:蔵王温泉 海老屋源泉 入湯日:2013.3.23
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コメント
おぉ~
私,アイアンさんの2,3日前に,道路挟んで反対側のおおみや旅館に泊まってた~
花粉症で目がしょぼしょぼしてるところにあの酸性の湯で顔を洗ってしまったら,目が大変なことになりましたw
夜中に外湯(上湯だったかな?)に入ってたら,ドアが開かなくなっててビビった.時間になると閉まるんですね.
投稿: tubo | 2013年3月29日 (金曜日) 10時20分
>tuboさん
すごい眼球消毒…。もうっ、素人じゃあるまいし、入浴前に成分分析表でpH確認しといてくださいよっ。
おおみやさんには立ち寄り入浴しました。高級感むんむんでしたね。
投稿: アイアン | 2013年3月29日 (金曜日) 11時26分