時代屋の温泉・みゆき屋・別府76
土曜日は旅館にとって繁忙日。ということで、立ち寄り入浴はご容赦くださいという宿は多い。泊まり客にしてみたら、それもまたサービスの一環だね。たとえ温泉本やサイトに受付時間が記載されていても断られることはある、と織り込み済みで湯巡りしたほうがいいかも。
旅館民宿みゆき屋
●ナトリウム-塩化物泉 (湧出温度82℃)
●500円
●11~21時 休前日11~16時
●大分県別府市鉄輪6組 TEL:0977-66-0360
http://www.miyukiya.net/
鉄輪温泉の真ん中を通るいで湯坂を下りきった場所にみゆき屋がある。ひょうたん温泉とはやや筋向かいといったところか。バス停でいうと「地獄原」下車すぐ。
玄関は路地を入っていくかたちで、少しはいると写真の通り時代がかった器などが並べられている。骨董品屋さんが旅館もやっている感じ? 旅館民宿と冠されているように食事付きの旅館としても、自炊民宿(=貸間)としても使える宿だ。
黒田やさんを出てから数軒、立ち寄りを断られていたので、応対に出てくれた女将さんが浴室の様子を見に行ってOKを出してくれるまでドキドキした。
館内は、古びているとも違う、かといってとってつけたような和モダンではない、溢れるごとく置かれた古美術品がしっくり馴染むレトロ空間だ。
案内された浴室は2つある貸切露天風呂の1つ。館内には蒸し風呂+内湯もあるそうだが、これは泊まり客専用らしい。浴室のドア外に「入浴中」の札を下げて入る。
屋根のない露天だが、シャワー付きカランとシャンプー、ソープ類が備え付け。
2~3人用の大きさの岩風呂に注がれているのはかぐわしき鉄輪臭のたちのぼる井田サカエ家源泉。井田サカエ家? 源泉名に個人名が付くとか、さすが別府!
高温のため加水しているそうだが、入った時は43℃くらいに感じた。鉄輪はこのくらいが一番好きだな。
しっとりと肌に馴染む、うまうま~な塩味の源泉。
大分アウェイが夏場じゃなくてよかった、としみじみ思いながら、薄曇りの秋空を見上げつつ湯浴みした。ここで別府に到着してから7湯目なんだが、まだまだどんどん湯巡りする気満々なんである。
温泉名:別府鉄輪温泉 井田サカエ家源泉 入湯日:2013.11.9
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